2008年10月29日水曜日

DL1の使い方 車速パルス


ECUに入力されている車速パルスを
Frequency Inputに入力します。

DL1 Configration Systemの"frequency Input"タブので
接続したチャンネルのFreq measurementに
チェックが入っている事を確認します。

表示するには"RT Analysis"のVariable Manager"で
"User defined variable"を作成します

車速信号はJISのスピードメータの規格(60km/hでメーターワイヤーが637rpm)
を元に決まっていてFDの場合1回転あたり4パルスの出力があるようですので
式は VAR_XXXX/(673/60*4)*60になります

僕の環境だと時々ノイズのおひげが現れたので
Smoothed over を0.5秒にセットしました。

2008年10月13日月曜日

DL1の使い方 センサー接続(FD3S)


まずは何を入力するか?

ドライビングの観点から見ると
アクセル開度、ブレーキ踏力、ステアリング舵角の3点ですね。
(残念ながらFDの場合はブレーキはON/OFFのみ、舵角のセンサーはありません)
あとは車体の状態を記録するために必要と思われる物を入力しましょう。

純正ECUに入力されている物からなどで使えそうなのは

エンジン回転数出力信号(2B/4M)rL
メーターパネルなどのために用意されているエンジン回転数を示すパルス出力

エンジンスロットルポジション信号フルレンジ(3G/3I)A1
アクセル開度を示す。全閉0.1~0.7V、全開4.2~4.6V

ブレーキ信号(1S/4AA)A2
ストップライトSW、ブレーキ踏込12V、ブレーキ解放0V

吸入空気圧信号(1O/4AH)A4
インマニの圧力を示す。有効測定範囲-81.3~72.0kpa、出力電圧は空気圧に対しリニア。0kpaの時2.34V、72.0kpaの時4.0V

DL1用の式 (A4-2.34)*72.0/(4-2.34)[kpa]

吸気温信号(3L/3T)A5
燃料信号(1U/3V)A6
水温信号(3E/3W)A7
ともにNTCサーミスタに接続されている。
サーミスター仕様(基準抵抗、基準温度、B定数)測定側のVp、プルアップ抵抗など調査中。

バッテリー電源(1B/4A)A8

2008年10月11日土曜日

DL1の使い方 CFカード


今回はCFカードのお話

DL1は記録メディアにCFカードを使用しています。
SD全盛の世の中でなんで?って思う方もいるかもしれませんが
プロ用デジカメもCFが多い事ですし信頼性が高いってことでw

ドキュメントを読むとCFカードは32MB以上2GB以下の容量の物を
FAT16でフォーマットするべしと書いてあります。
よくわからない人は"Analysys"ソフトウエアの"File"-"Format Flash Card"を使いましょう。

CFカードの不良でデータが取れない事もあるみたいなので
品質の良さそうなCFカードを使い使用前にチェックディスクをかけましょう。

CFカードの物理的な設計から考えるとカードの抜き差しの時に
電源を切る必要はありません。
ただし、書き込み中にカードを抜くとファイルやファイルシステムが壊れる恐れがあります。
書き込み中に点灯する"Logging"ランプの点灯中は抜き差ししてはいけません。

CFカードに設定ファイル"SETUP.BIN"を入れるとカードをさしたときに
設定を読み込むためにアクセスがあるので抜きたくなってもすぐ抜かず
"Logging"ランプが消えてから抜きましょう。

2008年10月10日金曜日

DL1の使い方 どんな人にオススメ?

もちろんサーキットでタイムアップしたい人にオススメですが。
その中でもずばり!
あと1秒を探している人にオススメだと思います。

僕の場合は

サーキット初体験

思い通りに走れない
→ぐるぐる走って練習(目標の3~4秒落ち)

自分なりに走れていると思うがタイムが出ない
→ビデオをつけて走行、うまい人と比較する(目標の2~3秒落ち)

ビデオだけではどんな操作をしているか分かりにくい
→ドライビングモニター装着(目標の1~2秒落ち)

もっと精度の高い情報が欲しい
→DL1購入

といった流れできています。
TC1000のような1週1kmぐらいのコースの話なので
鈴鹿や富士の場合あと2~3秒になるのかな?と思います。

もちろんタイムに関係なくデータを見てニヤニヤしたり
外部入力をつないでセッティングに役立てたり
いろんな使い方があると思います。

データロガーはレース用の製品だけに
家電製品に比べ割高感があるので
車載ビデオの無い方はお買い得なビデオから始めるのも
いいかもしれませんよ♪


2010/01/08追記
1万円ぐらいのGPSユニットとフリーの解析ソフトで組み合わせで楽しめるようになってきました。
コストパフォーマンスが抜群によいのでオススメです。
LAP+

2008年10月9日木曜日

DL1の使い方 走行開始時にログ記録を忘れてしまう


DL1のStart/stop controlには指定した条件を満たすとログ記録を開始する事ができます。

車速が20km/h以上になったらログを開始する設定

DL1 Configration Systemの
"Start/stop control"タブの
"Auto start conditions"を
"Speed[1/10ths kph] #10" ">" "200" にします

※DL1 Configration Systemで作成したSETUP.BINをCFカードに保存してください。

2008年10月8日水曜日

DL1の使い方 ログを記録中にエンジンを始動するとファイルが壊れる


DL1はログを記録中に電源が切断されるとCFカードのデータを破損する事があります。
電圧低下時に自動的にログを中断してファイルの破損を防ぐのが良いでしょう。


Analog8が10V以下になったらログを中断する設定

Analog8に電源を入力(ほかのチャンネルでもOK)

DL1 Configration Systemの
"Start/stop control"タブの
"Auto stop conditions"を
"Analog8 (DL1=battery)) #1" "<" "10000" にします

※DL1 Configration Systemで作成したSETUP.BINをCFカードに保存してください。

2008年10月7日火曜日

DL1の使い方 ログファイルの日付がおかしい


DL1はGMTを基準にファイルを作成するので日本時間に合わせるには以下の設定が必要です。

DL1 Configration Systemの
"file name"タブの
"File time stamp offset from GMT"を
"9:00 hours"にします

※DL1 Configration Systemで作成したSETUP.BINをCFカードに保存してください。

2008年10月6日月曜日

DL1の使い方 取り付け


DL1を取り付けるときのポイント

・操作面を車の後ろに向けて取り付ける
 3Dセンサーバージョンはいろいろな向きに取り付けられるようですが
 通常のDL1は操作面を後ろ向きに取り付ける必要があるようです。

・固定はしっかり
 付属のステーで取り付けても良いですが脱着が多い方はマジックテープで
 フロアに取り付けても良いでしょう。
 車体に対しての水平垂直を確保しましょう。
 重心位置に近い方がより精度が高く測定できると思われます。

・電源をA8に入れる
 別電源をとっている場合は問題ありませんが、シガーライターから電源をとっていると
 エンジン再始動時にCFカードのデータが壊れる場合があります。
 電源を分岐してA8に入れAuto Stopの設定をすると良いでしょう。
 (DL1初期型はA8が無い代わりに始めから電源が入力されているようです)

・GPSアンテナは見晴らしの良いところに
 補足される衛星の数が多い方がGPS Lockが早いようです
 測定精度にも関係するのでアンテナは受信条件の良いところに設置しましょう。

2008年10月5日日曜日

DL1 はじめました

あまり情報が無いようなので
気がついた事をまとめてみます。

まずは日本の代理店がやる気無いのはなんとかしていただきたいw
DASH1欲しいけど並行輸入しようかな?

※ちなみに内容はDL1 mk2 (10Hz)を元に作成しています。
初期型や派生モデルだと異なっている部分があると思われます。
ご存知の方はコメントよろしくおねがいします。


09/1/8追記
情報交換させていただいてる友人の皆様に感謝いたします。